産後に母乳育児とミルク、どちらで育てるか考えたことはありますか?
残念なことに、
「出産後は自然と母乳が出るもの」というのは間違ったイメージ。
確かに妊娠中から少しずつ乳腺は発達し、母乳育児に向けて身体は準備を進めています。
でも母乳が出るようにするために一番大事なことは「産後に赤ちゃんが欲しがるタイミングに合わせて頻繁に授乳をすること」です。
身体がいかに準備をしていても、結局母乳が赤ちゃんの哺乳に見合った量が出るかどうかは産後に決まるものであり、何もしなくても勝手に赤ちゃんに必要な量が確保されるわけではないのです。
身体が、「このお母さんにはこのくらいの母乳が必要なんだ」というすり合わせを産後の授乳の行動に合わせて調節していくイメージ。
では、出産前に準備できることはないのか?
もちろんあります!
身体が母乳分泌に向けて準備しているのを、手助けすることです。
- 妊娠37週未満:乳頭のお手入れを行う
- 妊娠37週以降:乳頭のマッサージを行う
出産前にマッサージが必要か不要かは助産師の中でも色々な考えてかがありますが、私としては、日本人の乳頭には出産前から何らかのマッサージを始めた方が良いと考えています。
乳頭のお手入れ
- 自分の乳頭の形を把握する
- 乳頭の状態を確認する
- 乳頭に汚れが溜まっている場合にはオイルパックなどで手入れを行う
⚠️注意点
- お腹が張る時はできるだけ乳頭の刺激になることは避ける
- 帝王切開が予定されている場合は避ける
- 授乳しづらい乳頭の形の方は、できるだけ早期にケアを開始する(助産師に相談)
産後に「さて授乳してみましょう!」となって初めて自分のおっぱいに向き合うのではスタートが遅れてしまいます。
どちらにしてもまず大切なのは、自分のおっぱいに興味を持つこと!
せっかくなのでどんな形なのか、チェックしてみてください!
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